1999年 / 日本 / 118 minutes
出演 : ARATA、小田エリカ、谷啓、寺島進、伊勢谷友介
監督 : 是枝裕和
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★Story : 天国で過ごす前に訪れる施設。そこでは死者の人生で最も大切な思い出を選び出し、上映会を行っている。職員たちは分担して思い出を聞き出していたが、渡辺という男は他の死者とは何かが違っていた…。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
Review : 
設定が独特で面白い。レトロで美しい映像も素敵。全体的な雰囲気がすごく好きです。
登場人物たちが思い出を語るときの表情がとても明るくて、自分の人生を愛しむようなやさしい笑顔が印象的でした。それぞれの思い出が決して派手なものばかりではなく、なんでもない日常のワンシーンが幸福の象徴として描かれているところがすごく良いと思う。
”自分の一番大切な思い出は何だろう”
この作品を見たら誰もが考えると思う。もちろん私も考えた。
たくさん笑ったこと、嬉しくて泣いたこと、そして、これまで共に過ごしてきた大切な人たちの顔。とても一番の記憶なんて選べない。でも選べないっていうのはすごく幸せなことなんじゃないかと思う。どれも大切すぎて、忘れるには惜しい記憶ばかりだからだ。
一方で、”あの頃はよかった”と過去を振り返るのではなく、常に今が一番幸せだと思いながら生きていたいという願望もある。そうなると 「選ばない、という責任の取り方」 もカッコイイと思う。(もちろんそのセリフを吐く伊勢谷くんもカッコよかったw)
死んだ後でこんな風に思えるならば、生きてることも死ぬことも悪くないじゃない、という気分になった。
まさにワンダフルライフ。